卒業

この支配からのとか思った奴は反省しろ。今すぐにだ。
で、卒業です、友達の。
前言ってた友達の卒業式に行ってまいりました。
いやー、全然通ってなくて、初めて行く学校のであっても、卒業式ってなんか感慨深いね。
初めて通る道なのに、「もうここも通らないのかぁ」とか思い始めてる所がいい感じにやばい。
「パンキョーの高橋うざかったよなー。マジ卒リンかけてー」とか勝手に一般教養科目の講師を大声で捏造し始めて、周囲に意味なく自分は在学してたんだぞアピールしだしたら病院へ。
俺はさすがに踏みとどまったので、式に行く事に。
ちゃんとスーツ着込んで卒業生気取りなんだから止められたりしないとはわかっていても、ちょっと緊張するね、受け付けとか。
まぁ余裕で通過したんだけどね。
余裕で通過したはいいんだけど、みんな髪長いので坊主だと微妙に目立ってきつかった。
どいつもこいつも気合い入ってねぇなぁとか思ってたら、普通の人は4月から会社始まるので、坊主になんかしない事が判明。
それと同時に、それじゃあこんな時期に坊主でヒゲをたくわえて卒業式に出てる俺はフリーターorニート決定の人間だと思われてるんだろうかと考え始めたら、猛烈に会場から盗んだバイクで走り出したくなった。
ごめん、一行目のがまだ残ってた。
盗んだバイクでってのは冗談だけど、走り出したくなったのはホント。
友達がいなかったら間違いなく戦略的撤退だ。
てか、友達いなくて何の縁もないとこの卒業式出てる人も、それはそれで病院急行コース。
ふざけんな。こんな事書いてるせいで、まだ会場に入った所までしか書けてねぇじゃねぇか。
で、とりあえず、式典が始まったんだわ。
当然の事ながら、在学してた友達ですら退屈なのだから、部外者の俺にとって耐えられるものではない。
友達が国際弁護士の湯浅さんに似てる奴が真横にいる事ぐらいしか特筆すべき所はなく、終わった。
で、それぞれの学科に分かれて学位授与式があるらしいんだけど、当然俺は学位もらえないのでそれはさすがに出れない。
大体、友達が構内歩いてると、後輩やらサークル仲間やら友達やらに会って、その度に俺は気まずい思いをする事になるのできついものがあった。
それに、何故か友達は俺の今までの不遇の女性遍歴を7、8割話盛ってその人たちに話してるので、悲惨な人生歩んできていて、尚且つ、在学してない大学の卒業式にノコノコやってくる木の芽時によく見かける頭の可哀想な人か何かだろうという認識を持たれていたのもきつかった。
そのきつさから逃げる為に、一人で変な「〜〜ガーデン」とかいう、「恵比寿ガーデンプレイス」ではない種類のガーデンに逃げ込んだ。
ぱっと見は、道の駅とかみたいな休憩所みたいな感じだ。
中にコンビニもあった、その時は閉まってたけど。
しかし、そんなガーデンも、卒業生の格好してるのに一人でうろついている俺にとっては楽園ではなかった。
みんな何人かのグループで固まっているし、その時間帯は卒業生の学位授与の時だったので、スーツ姿でうろつく人間は俺しかいない。これまたきつい。
仕方ないので、自販機の前の椅子で腕組んでタヌキ寝入りをする事にした。
少し目を開けては時計を確認して寝入るフリをするという事を延々繰り返す事一時間。
やっと友達がもらうもんもらって帰ってきた。
これから後は、友達がお世話になった就職課の人に挨拶に行って写真撮るとかほざき始めて、その時もまた疎外感を味わってきつかったとかいう話しかないな、という事に気づき、書くのが憂鬱になってきたので端折ります。
とりあえず、他人の卒業式でも疎外感を除けばそこそこ楽しめる事に気づけた。
これ読んでる人も暇があったら知らない所の卒業式紛れ込んでみな。
疎外感と虚脱感に打ち克てる人にはオススメ。
今日も話長くしすぎて書くの飽きちゃいました。
次回はなるべく簡潔に書きます。またね。