天駆ける馬

まさに天馬だったね、ディープインパクト
薬物使用だなんだって騒がれたけど、最後はきっちり強さを証明して、日本競馬史上最強馬としての矜持を見せたと思う。
すげぇよ、立派だったよ。
俺はディープが潔白だったと思うね。


で、ディープが華麗に空を舞った日、俺も空を舞ってました。
いやね、24日はイブとかいう催し物があったじゃないですか。
そんなの俺は当然無視して友達と野球の練習に興じるワケですよ。
ここまで読むと、守備練習の時にダイビングキャッチしたみたいに思うでしょ?
ダメ。全然ダメ。わかってない、俺の事。いや、わかりたくもないだろうけどさ。
俺が野球の練習で飛ぶなんて普通にありそうな事書くとお思い?
そう、あれは昼飯喰いにみんなで車乗って近所の定食屋に行った時の事。
食事を堪能し、満足した俺たちは、そろそろ午後練に向かおうかと店を後にする事に。
きっちりみんなで個別会計(迷惑)をしてると、俺が一番最後に。
会計を済ませていい気分で店を出ると、友達がみんなダッシュしてる。
普通の人なら何が起きてるのかわからないだろうけど、俺はこいつらと長い付き合いだからすぐわかった。
みんな車に乗って鍵閉めて、俺を置いてくっていう寸法だ。
よくドラマであるような、窓を叩きながら追いかけるっていうような事をホントに俺にやらせようとします、こいつら。
で、俺はそれを瞬時に悟って猛然と追いかけますわな。
ただね、店の駐車場が砂利だったのよ。
これがいけない。
置いていかれちゃなんねぇと必死になって走ってると、地面の質とか考えないからね。
駐車場に行くまでの道はアルファルトだからいいんだけど、駐車場に一歩足を踏み入れるとそこは砂利。
砂利はアスファルトと違ってその場に留まってくれないですわな。
そりゃ俺が全力疾走してきたら、足が滑って転びますわ。
えぇ、そりゃすごい衝撃ですとも。
体重90㎏を超える巨漢が結構なスピードつけてそのままの勢いで地面に飛んでくんだから。
とりあえず、いったね、右肘。
あと、手の平と太もも。
幸いジャージ着てたから幾分マシだったけど、それでもジャージにガードされた肘と太ももですら皮が剥けて出血。
手の平なんか親指の付け根の辺りの皮がズンドコベロンチョですよ。
それ見た友達らは大笑い。ふざけんな馬鹿。
とりあえず車に乗り込んで一しきり悶絶。
最初は笑ってた友達も、段々静かになる。
これは空気が悪くなると思い、すかさず笑いながら
「どうだった?すごいっしょ?俺のリアクション」
とかどう考えても狙ってやったワケじゃないんだけど、友達らもそこでまた笑ってくれて、
「だっておまえ、地面と体並行にして飛んでっからねw」
とかいう思わぬ収穫も聞けた。
地面と体が平行になって飛ぶなんて中々できるもんじゃない。
よかった、無駄じゃなかった。
こうして、ささやかな充実感を胸に、俺はまた午後練へ向かったのだった。終わり


え?野球で充実しろって?無理無理。
だって俺下手くそだもん。
低い球の処理なんかイレギュラーしまくって体にぶつかりまくりだし。
でも、たまに綺麗に取れるといいね、それはいい。


てか、未だに体痛いんよね。卒論あるのに何やってんだ俺。
まぁいいや。息抜きも必要だ。息抜きしすぎな気もするけど…。
とりあえず、友達の妹の引越しについては次書くわ。順番おかしいけど、気にしないで。
そんじゃ今日はここまで。おー、イテ。